こんにちは。
自分軸カウンセラー よしみです。
スピリチュアルな世界に足を踏み入れて、人々の心を癒やし、導いていく。
カウンセラーやヒーラー、コーチ業は素敵な仕事ですよね。
しかし、その道への第一歩はなかなか難しいものがあります。
多くの人がスピリチュアルのセミナーや講座、資格取得に走りますが、結果としてスピリチュアルジプシーという状態に陥ってしまうことも少なくありません。
では、具体的にどのようにしてこのジプシー状態を卒業し、真のスピリチュアルカウンセラーへとステップアップしていけるのでしょうか。
そこで今回は、長年スピリチュアルカウンセラーとして多くの受講生たちをスピリチュアル迷子から卒業させてきた者として、少々辛口とはなりますが、スピリチュアルジプシーから抜け出し、立派にカウンセラーとなれる方法をお伝えします。
Contents
スピリチュアルジプシーとは？
スピリチュアルジプシーとは、一言で言うと、スピリチュアルなセミナーや講座、資格取得を転々とするばかりで、なかなか本当の目的を達成したり、自分の内側に定まりを見つけられない状態を指します。
「この講座さえ受ければ、〇〇〇〇になれる！」「簡単に〇〇〇〇をマスター！」のような新しい講座や資格の謳い文句に魅かれては次々と参加し、今度こそ！と思いつつも、期待外れな内容だったり、実際には難し過ぎるものだったり、続かなかったり、結局は満足できる結果には至らない。
「自分には、まだアレも足りない。コレも足りない」という状態は、スピリチュアルな探求心を持ちつつも、自分がこの先どう進めばいいのか、一体何をどうすればいいのか分からない迷子になってしまいます。
さらに、お金や時間、労力を無駄にしてしまっている自分を情けなく感じてしまい、せっかくの幸せになるため、目標を果たすための学びが、自分自身を苦しめてしまいます。
あなたは、いかがでしょうか？
講座ジプシーを卒業するための心構え
スピリチュアルの道は、自分を見つめ直し、他者のために何ができるのかを考える深い旅です。
しかし、この旅において、多くの人が講座ジプシーの渦に巻き込まれてしまいます。
新しい講座やセミナーがあれば飛びつき、新しい資格があれば取得し…このサイクルは果てしなく続くものです。
しかし、真のスピリチュアルカウンセラーへの道は、外部の資格や講座に依存することではなく、内面の成長と実践を通じてしか達成できないものです。
つまり、〇〇の資格を取ったからなれる。
〇〇を学んだからなれるというものではないということです。
学んだことをとことん実践し、本当に再現性のある内容であるかを検証し、自分のモノにしてこそ、はじめて人に伝え人に役立てることができます。
極端なことを言えば、たった１つのスピリチュアル分野を極めるだけでも、十分スピリチュアルカウンセラーになれるのです。
この章ではまず、どのように心構えを整え、講座ジプシーを卒業することができるのか、その第一歩を探ります。
真の目的とそれを果たすために本当に必要な講座を選ぶ
最初に重要なのは、自分にとって本当に必要な講座を見極めることです。
自分が達成したい目標に必要な講座を見極めることです。
どうしてスピリチュアルカウンセラーになりたいと思ったのか？
スピリチュアルカウンセラーとなって、どの様な悩みを抱えている人にどうなってもらうためのサポートがしたいのか？
ここを今一度、じっくりと見直してみましょう。
目新しい講座が日々多く現れますが、それら全てが本当に必要なわけではありません。
なぜなら、それらの講座の多くは、表現が異なるだけで、同じような内容ばかりだからです。
それをわざわざ全て受ける必要があるでしょうか？
なのに、そこを見極められず、短絡的にお金や仕事になるのならという動機で、受講してはいませんか？
あるいは、わざわざ自分には出来そうもないことやさほど興味がない内容なのに、簡単だから、必要だからと思い込んで、無理に身につけようと四苦八苦していませんか？
それでは、続きません。
なので、自分がスピリチュアルカウンセラーを目指そうと思う動機が何なのか？真の目的を明確にする事。
そしてその真の目的を果たすために、本当に必要な学びや資格が何なのか？
その上で、どの講座が適格なのか、冷静に評価する必要があります。
また、受ける講座を選ぶ際には、それが将来の目的達成に本当に繋がるのかどうかも重要です。
どんなフォローやサポートがあるのかをはじめ、疑問に思う事などは積極的に質問し、不安材料もクリアにしましょう。
講座選びにおいては、感情や流行に流されず、理性的かつ戦略的に判断することが必要です。
事前の質問や疑問に丁寧に答えてもらえない講座なら、潔く「選ばない」という選択も大事ですよ。
講座依存：心理的落とし穴と正体
講座依存は、新しい知識やスキルを学ぶことの喜びに囚われ、実際の実践や自己実現をおろそかにしてしまう危険をはらんでいます。
スピリチュアルカウンセラーを目指すのなら、絶対に知っておいてほしい人間の脳の構造なのですが・・・
人は、「なるほど！」と新しい気付きを得たり、分からなかった事が分かった時、脳の中には喜びホルモンが流れ出します。
別名やる気ホルモンですね。
ドーパミンなど、一時的に快楽や興奮を感じる神経伝達物質です。
しかし、その物質は2～3日もすれば止まります。
するとあれだけやる気になっていた高ぶりが冷め、結局実践には至らない。
三日坊主になるわけです。
そしてまた、何かを学びにいくことで、幸福感ややる気を得たくなるということを繰り返してしまいます。
これが講座依存を引き起こす構造、正体です。
自己啓発や自分の成長のための学びであれば、色んな講座やセミナーを通して、学ぶことの喜びや活力を得たり、講師の人となりを知ったり、受講生仲間を作ったりと、明日へのやる気や人生の幅を広げていく有効な活用をすればいいですが、スピリチュアルカウンセラーとなるのであれば、学ぶことだけが全てではなく、それらをどのように活用し、実際のカウンセリングの現場でどのように役立てるのかが重要です。
そのための繰り返しの実践や経験を通じて、自分の強みや弱みを理解し、何に特化したスピリチュアリストとして人の役に立てるのか？
そのために何を伸ばし、どこを改善していけば良いのかを考えることが、真のスピリチュアルカウンセラーへの道を開く鍵となります。
そのための、本当に必要な講座や資格を適格に選び、得た知識を、実際のカウンセリングの現場でどのように活用するのかを考え、実践する。
これが唯一の方法です。
スピリチュアルカウンセラーになるための資格とスキル
スピリチュアルカウンセラーとして成功するためには、適切な資格とスキルが不可欠です。
しかし、資格取得の過程で講座ジプシーに陥らないように注意が必要です。
自分の興味のある分野、得意分野、目標を果たせる分野をしっかり見極め、本当に必要な講座や資格に絞りましょう。
資格はあくまで知識と技術を証明する手段であり、たくさん持っているから有能で素晴らしいカウンセラーになれるわけではありません。
真のスキルは現場での実践を通じて磨かれるものです。
この章では、スピリチュアルカウンセラーに必要な資格取得の注意点や、さらに実践を通じてスキルアップする方法についてお話ししていきます。
必要な資格と研修
スピリチュアルカウンセラーとして活動するには、一定の資格や研修が求められる場合があります。
これらの資格や研修は、基本的なカウンセリング技術やスピリチュアルな知識を習得するためのものであり、専門性を示すものとなります。
しかし、資格取得を目指す際には、それが自分のキャリア目標やスキルアップにどのように寄与するのかを明確に理解することが重要です。
また、資格取得に伴う時間や費用、そしてその後の実践の機会を十分に検討することも大切です。
スキルアップのための実践
資格はスキルの基盤を築くものですが、真のスキルアップは実践を通じてしか得られません。
スピリチュアルカウンセラーとしての経験を積むことで、実際のクライアントとの関わりの中で多くの学びと成長があります。
単に知識を伝えたり、増やすだけでなく、多くの人の人生を知り、助けることで、自分自身の成長の場となります。
実践を通じて、自分の強みや弱みを理解し、さらに改善するための持続的な学びと実践、努力を続けることが重要です。
また、経験豊富な先輩カウンセラーやメンターからのフィードバックを得ることも、スキルアップに非常に有効です。
スピリチュアルカウンセラーとしての道筋
資格取得とスキルアップを達成した後、次なるステップはスピリチュアルカウンセラーとしての道筋を形成することです。
この道を選んだからには、成功したいと誰もが思うでしょう。
しかし、成功への道は一つではありません。
独立して自分のカウンセリング事業を立ち上げるのか、それとも既存の組織やグループに所属するのか。
また、成功するためにはどのようなネットワーキングが必要なのでしょうか。
この章では、これらの選択肢と成功への戦略に焦点を当てて考察してみましょう。
独立と雇用: どちらが良いか
スピリチュアルカウンセラーとしてのキャリアを考える際には、独立と雇用、両方のメリットとデメリットを理解することが重要です。
独立
- メリット: 自分のビジネスを運営する自由と柔軟性があり、クライアントに必要だと感じるコンテンツやメニューを自由に作ることができる。
内容の充実に比例して金額設定も自由に出来るので、希望の収入を得ることが可能。 - デメリット: 収入の不安定さ、高い自己責任、集客をはじめとするビジネス運営のスキルと知識が求められる。
専門業者に任せるも、相応の経費がかかる。
雇用
- メリット: 収入の安定、組織のサポートとレジュメ・テキストなど資料も揃っており、専門スキルに集中できる。
- デメリット: 用意された内容・資料を基にしか出来ないので、いくらクライアントのために！と思っても、自分の自由では出来ない事が多い。
会社や組織の方針に従う必要がある。
年会費の発生。
多くのクライアントを得られても、会社の取り分が発生するため、それを差し引いた金額が収入となる。
中には、クライアントに必要な資料代をその都度支払わないといけない場合もある。
自分の性格、スキル、キャリア目標に基づいて、メリット・デメリットも考慮に入れ、どちらの道が自分に適しているのかを判断することが大切です。
スピリチュアルカウンセラーとして成功するためのネットワーキング
ネットワーキングは、スピリチュアルカウンセラーとして成功するための鍵となる要素です。
幅広く良好なネットワークを築くことで、口コミ紹介や推薦を得ることができ、ビジネスの成長と信頼の構築につながります。
効果的なネットワーキングのためには、以下の方法を取り入れると良いでしょう。
●業界イベントへの参加: 異なる分野であっても、同じスピリチュアル業界で関係を築き、仲間が企画するイベントに積極的に参加し、自分の名前やカウンセリング内容を広めていくと良いでしょう。
スピリチュアルカウンセラーとしての知識とスキルを広げるだけでなく、業界の関係者との相互フォローなど、ネットワークを広げる場としても有効です。
●オンラインコミュニティに参加: ソーシャルメディアや専門のフォーラムを利用して、同じ興味を持つ人々やプロフェッショナルとつながりを持ちましょう。
その中で、あなたのコンテンツを必要とするクライアントとの出会いが見込めるでしょう。
●メンターシップ: 経験豊富なスピリチュアルカウンセラーを見つけ、メンターとして学び、相談できる関係を築くことも有効です。
あなたのカウンセリング内容の素晴らしさや人柄を認めてもらえれば、コラボ企画を立ち上げたり、広く紹介をしてもらえる機会を得られるかもしれません。
これらのネットワーキング戦略を通じて、スピリチュアルカウンセラーとしての成功の基盤を築き、さらに市場での認知と信頼を高めることが可能となります。
なので、ここに挙げた方法だけに留まらず、積極的に活動し、アイディアを練り、新たなネットワークを切り拓いていきましょう。
まとめ
今回は、講座や資格を転々としてしまうスピリチュアルジプシーから抜け出し、真のスピリチュアルカウンセラーへとステップアップできる方法についてお話しをしてきました。
スピリチュアルジプシーに悩むご相談を数多く受けますが、大抵の場合が、本当にスピリチュアリストとして目指す分野が明確に決まっていないこと、学ぶことばかりに重点を置いてアウトプットや実践がおろそかになっていることが原因として挙げられます。
そして、「実際にクライアントを取ってカウンセリングをする」ということをせず、ただただ、「まだ足りない」「自信がない」と、新たな講座を探し求める方が多いです。
料理を例に考えてみて下さい。
レシピ本ばかり眺めていても料理は出来ません。
実際に作ってみるから、改善点に気付き腕も上がるわけですし、自分流が生まれます。
一気に全てを上手くやろうとせず、志が明確にあるのなら、とにかく、モニターでもお試しでも良いので、今ある知識や技術を活用して、数名のクライアントから始めましょう。
そこから見えてくることが必ずありますよ。
最後までお読みいただき、ありがとうございます💖
